4月27日の朝、ベネチアのホテルをチェックアウトした後、この黄色いバスでベネチア観光、その後、同じバスで4時間かけてフィレンツェへ移動しました。
ベネチア(ちなみにベネチア、ヴェネチアはイタリア語で、ベニスは英語です) は5~6世紀。湾の周辺に暮らしていたヴェネト人が蛮族に追われて、ラグーナと呼ばれる葦の生い茂る湿地帯に逃げ込んだことから始まりました。
人々は土台として硬い丸太を湿地帯に打ち込み、その上に石を積んで建物をたてて街を築きました。
そしてベネチアは7世紀末から共和国となり、海上貿易の中心地として大繁栄し、14~15世紀には全盛期を迎え巨万の富を得ることになり、「アドリア海の女王」と称されることになりました。
以下は私が撮影したサンマルコ寺院です。サンマルコ寺院の歴史は、西暦828年にベネチアの商人がエジプトのアレキサンドリアから聖マルコの遺体を持ち帰ったことに始まります。聖マルコの遺体を祀るために建てられたサンマルコ寺院は、東ローマ帝国の影響を受けてビザンティン様式で建設され、改修の度にロマネスク・ゴシックそしてルネッサンスなどそれぞれの時代の様々な建築様式の影響を受けてきました。
入口中央のファザード上部にモザイク画で描かれているのは「最後の審判」です。
下の写真はリアルト橋です。水の都ベネチアを代表する観光名所のこのリアルト橋は「ベネチアとその潟」の一部として世界遺産に登録されています。その大きさと白さが特徴的で、別名「白い巨像」とも呼ばれています。
リアルト橋の下を流れる大運河「カナル・グランデ」は、世界で最も美しい運河と言われていますが、本当に美しい運河でした。
カナル・グランデに船がゆったりと走る様子を私が撮影した以下の動画でどうぞご覧ください。
下の橋はため息橋と言われています。ため息橋はドゥカーレ宮殿と牢獄を結んでいる橋ですがこの橋からの眺めは囚人が独房に入れられる前にベネチアの美しい景色を見れる最後であるため、ため息をつくことから生まれた名前だそうです。
ベネチアといえばゴンドラが有名ですね。今回、この船着場からゴンドラに乗り、ゴンドラ遊覧を楽しみましたが、船頭さんはとてもフレンドリーな若い方でした。
ベネチアの特産物はベネチアグラスです。ここにはベネチアグラスの職人さんが大勢います。私が撮影したベネチア職人の素晴らしい技(2分51秒の動画です)をご覧下さい。